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HIDAKA SOUND NOTE

浦河の奥座敷 – 旧遊郭跡付近

投稿日October 10, 2015 15:41

録音日October 3, 2015 15:04

場所42°10′13″N 142°46′59″E Google Maps

機材・設備Roland R-26 , SENNHEISER MKH-8040 , 2ch Recording

カテゴリ未分類

近代日本の幕開けとともに始まった北海道開拓は、浦河にも大きな変化をもたらした。明治３０年、浦河の奥座敷、現在の浦河墓地の裾を流れるウロコベツ川の河畔に、北海道開拓使によって遊郭が開かれる。昭和５年、浦河に港が完成すると、マグロ船団、イカ釣り船団など、外来船がひっきりなしに来航し、町は大変に繁栄することになる。また、浦河を拠点にして、大勢の働き手が三井物産による幌別川上流伐採に従事したとの記録がある。浦河遊郭は戦後進駐軍の命令により、名実ともに消えゆくことになった。
現在ではこのあたりは閑静な住宅街となっていて、なだらかな丘陵を風が通り抜け、海のほうから波のどよめきが聞こえてくる。

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